お四国の道標
四国八十八ヵ所の歩きルートと旅程
阿波23ケ寺 発心の道場 219.9km
土佐16ケ寺 修行の道場 384.6km
伊予26ケ寺 菩提の道場 359.2km
讃岐23ケ寺 涅槃の道場 152.5km 計 1,116.2km
*一般に 結願まで約160万〜190万歩の歩数が必要です。 大変な距離を歩きます。
ご自分の脚だけでリュックを背負い、厳しい遍路道も歩きます。 体力消耗や弱気にさいなまれ挫折するお遍路さんも多くいるのも事実です。 修行の路には当然に苦行や苦難の路も含まれています。
お四国の無事結願を目指すには 「事前のトレーニング」 と 「無理しないプランニング」 が大切です。
さあ、貴方も準備を整えて「お四国」にお出かけください。
「受け入れる心」と「持たない準備」
“お四国”を歩いて巡るには それ相応の心構えと事前準備が必要です。 自分の足だけを 頼りとし、見知らぬ山河を 独りで超えてゆく旅、未知・未体験の長行程に 畏れを想わず 無知・無策で挑戦するのは大怪我の元です。
◎雨は降るものです。 自動車はスピードを出すもの、肉刺はできるもの、身体は疲労するもの、宿は突然に休業するもの、必要な時にコンビニはないものです。 ⇒想定外の出来事も すべて想定の範囲内と受け入れること (怒りを向ける相手も愚痴を聞いてくれる人もいません)。
◎“持っていれば便利そうな物”を あれもこれもと 準備しがちです。 でも、担いで歩くのは 自分の二本の足です。 だから、持ちきれない荷物は 遍路旅の途中に捨ててゆきます。 捨てながら巡る人、これがお遍路です。
できるならば、自分自身で長年に亘り積み重ねてきた我執の殻を 捨てながら歩きたいものですネ。
服装・持ち物など
天気は崩れます、急な山坂もあります、長い距離を歩きます、汗もいっぱいかきます。
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靴は通気性・防水で厚底のサイズは大きめが良い。 |
○歩きを通して自分自身に出会う旅、「殻だらけの自分」と「本来の素直な自分」との同行二人でした。
○挨拶って 素直な自分の甦りでした。いつの間にか、忘れていました。
○お大師さまは へんろ道のいたる所にいらっしゃいました。 素直な感謝と合掌の世界でした。
○素直なお遍路さんって、神々しく 輝いておられました。 まばゆい御姿です。
○なんとかなるものでした。 曜日の感覚などなくなります。 おだやかでした。
○黙々と独りで歩き続ける「無言の行」は、究極のリラックスでした。
○よくは分かりませんが、「護られている」と感じることも多くありました。
○「偶然」ではなく、全てが「必然」でした。有縁の方々との同行でした。
○しんどいけれども、気分の心地好い世界でした。
○お遍路さんに成りきることが目指していたものでした。だって、お遍路さんがお大師さまだったからです。
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